アドベンチャートレッキング「毛無山 河口湖稜線と富士五湖」（山梨県）

今回のアドベンチャートレッキングは、夏の暑さを逃れて標高800mの河口湖へ。夏休みのこの時期は、富士登山の玄関口で富士急ハイランドのある河口湖駅は人でごった返していますが、我々は駅前の喧騒を離れバスで奥河口湖まで。そこから冒険の旅が始まります。

毛無山と名のつく山は案外多く、北海道から中国地方まで、全国に20座以上あります。同じ山梨県でも本栖湖の南に位置する天子山塊で最高峰の毛無山は、山梨県の百名山に数えられています。今回我々が挑戦する毛無山はもう少し地味な存在ですが、アクセスの良い手頃な山で地元のハイカーにも人気があり、富士山の眺望はお隣りの二百名山の毛無山にも負けていません。毛無し（木無し）というくらい山頂は開けていて、南に富士山の雄姿が楽しめるほか、遠く山中湖を望むことができます。
今回のルートは、その毛無山まで700mを一気に上ると、そのまま河口湖のへりをなぞるように東へ下り、最後は湖畔に突き出す小さな尾根をまっすぐ下って湖水を目指します。後半は不明瞭な登山道で微かに残る踏み跡を追いかけます。ついには道もなくなって、とにかく自分の進んでいる方向を信じてササをかき分け必死に歩きますが、真っ逆さまに湖に落ちていくような感覚で下るのが何とも楽しいアドベンチャラスなコースです。
湖岸に下りたら、水遊びでクールダウンも良いですね♪そしてふと顔を上げると目の前に富士山がそそそり立っていて感動します。

ふだんのハイキングとは一味もふた味も違ったアドベンチャートレッキング。富士山に見守られながらのダイナミックな景色を堪能するコースです。一人ではまず行けない冒険の旅に一緒に出かけませんか？