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心と体を同時にパワーアップさせる秘訣。

[2011.11.21]

先日、レースで自己ベストで完走を果たした知人から
レース翌日というのに、嬉しくていつもよりもたくさん走っちゃいました
という報告をいただきました。
レース後の数日はいつも以上にアクティブになったり
ゴールが感激したものであればあるほど
その後の人生を好転させていった、という話しもよく耳にします。
どうしてヒトは、レース完走を果たすと、元気になれるのでしょうか。

その理由には、ホルモンの働きも大きく関係していると言います。
生理学的に言うと
ヒトの体は動きだしてから15~20分くらいでドーパミンというホルモンを分泌し始めます。
このドーパミンは希望のホルモンとも呼ばれ
希望や妄想、あるいは夢を浮かべることのできる快のホルモンです。
このホルモンに続いて、走り続けていると、セロトニンというホルモンが分泌されます。
このセロトニンもドーパミンと連動して、妄想や夢を現実に実現させようとする役割をもっていると言われています。
走ることによって分泌されたホルモンの力もあって、完走後は元気になっていたのですね。
ホルモンの力をかりて、元気なのは体よりも「心」です。
レース後、心のパワーにまかせて元気に動き過ぎてしまうと
後から肉体が疲れていたことに気づき、思わぬ蓄積疲労を招いてしまった、という事もあります。
心と体のパワーは同じではないのですね。
体が疲れてしまわないように、レース後は、いつも以上に抗酸化食品を多めに摂り
睡眠時間も長めにとるようにしましょうね。

オススメの食品は、ビタミンCの豊富な旬の果物や木の実など。
お野菜や良質なたんぱく質はお鍋などにして
消化に優しい調理をしてからいただくとグッドです^^
ごはんや麺などもとって、炭水化物から糖質を補うことも抗酸化につながります。
レース後は
おいしい料理、楽しんでくださいね^^

モトカリ

モトカリ(本仮屋雅美)

  • ●早稲田大学大学院 健康スポーツ専攻
  • ●ランニングカンパニー・オフィス・モトカリ代表
  • ●陸上専門サイト「strongholds」編集長
  • ●ランニングビューティラボ「Acting runners」所長
  • ●フルマラソン自己ベスト:3時間3分57秒

ランニング関連の雑誌・書籍の企画制作をはじめ、42.195kmリレーマラソンなどのランニングイベントのプロデュースを手掛け、ランニングマガジン『クリール』(ベースボール・マガジン社発行)、『ランニング生活』(コスミック出版発行)では、女性を対象とした連載ページを展開しています。
在籍中の早稲田大学大学院では、“走ってキレイになること”を科学レベルで解明しようと、女性の運動習慣と肌の関連について研究中。 自身も走り続けながら、より多くの女性たちへランニングライフを提案しています。
ちなみに女優・本仮屋ユイカの叔母でもあります。

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