[2011.09.15]
ゴールした瞬間、
人はこれほど美しくなれるのか、
と思うほど輝くものです。
特に、そのレースに向けて
出来得る限りの努力を続けてのことであればなお。
人間の美しさを考えるとき、
調和、
というキーワードが浮かびます。
「調和」とは、
偏ったも部分がなく、心も体も均衡を保っている様をイメージします。
デジタル辞書によると。
↓
全体がほどよくつりあって、矛盾や衝突などがなくまとまっている。
また、そのつりあい。「―を保つ」「周囲と―のとれた建造物」「精神と肉体が―する」
と書かれていました。
ゴールの瞬間ほど調和の保たれた瞬間はないかもしれません。
達成感に満たされた精神には迷いなど微塵もなく、
そして肉体面では強健を証明した瞬間でもあり、
まさに、「最高の肉体と精神の調和」がとれた瞬間なのですね。
そんなレース体験を強さとして持っている人は、
たとえ何らかのリスクを負う事になっても、
それを乗り越える柔軟さを持てているのだと思います。
私も、もしもこれまで一度もレース完走という成功体験をしてなかったら、
人生をこれほど楽しんで歩けなかったかもしれません。
皆さんは「調和」という言葉の響きに、
どのようなイメージを持っていますか?
私は躍動というよりも、穏やかさを連想していましたが、
調和には、常に「動」がツキモノなのかも。
まるで、水面を沈まないで走り続けるようにバランスを取りながら
軽やかに右足、左足と運ぶように。
いつでもエネルギーにあふれた身体でいることは、
調和を保つためにもとっても大切なことなのですね。
今年のトレンドカラ―は、淡いオレンジやピンクで、
温かい生命力を思わせるカラ―だとか。
生命力にあふれたゴールシーンです、
ドレスコードに今年色のピンクやオレンジをセレクトするのもいいですね。
ランニング関連の雑誌・書籍の企画制作をはじめ、42.195kmリレーマラソンなどのランニングイベントのプロデュースを手掛け、ランニングマガジン『クリール』(ベースボール・マガジン社発行)、『ランニング生活』(コスミック出版発行)では、女性を対象とした連載ページを展開しています。
在籍中の早稲田大学大学院では、“走ってキレイになること”を科学レベルで解明しようと、女性の運動習慣と肌の関連について研究中。
自身も走り続けながら、より多くの女性たちへランニングライフを提案しています。
ちなみに女優・本仮屋ユイカの叔母でもあります。