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地球に優しい走り方

[2011.05.09]

無くしてみて、
初めて分かることがある。
この胸の痛み…。

放射能の影響で
野外を自由に走れない人がいると言います。
育ち盛りの子供たちが
公園で遊ぶことが自由にできないと言います。
信じられない現実。

地震から約2カ月過ぎても、
福島原発付近では
被ばくする可能性があるとして
野外への外出を規制している区域があると言います。
放射能は一部の被害だけに止まらず、
遠く離れたところまで拡散していくとも言います。
カリフォルニアでも
今回の事故のものと思われるセリウムが検出されたそうです。

いつも吸ったり吐いたり
思い切り深呼吸したり、
安全な空気を体に入れることが
当たり前だったのに、
それがままならない事態になるなんて…。
まるで、
いつも一緒にいてくれた彼から
突然別れを切り出されてしまったように、
突然無くしてしまった、大切なもの。
この痛み、大失恋に似ていませんか。
絶対一緒になるって、
言ってた大切なカレが、
突然いなくなってしまったみたいな空虚感、喪失感、絶望感…。

今はとても悲しいけれど、立ち直れるはず。
そして、
私たちにできることがある。

青い空の下、
のびのびと走っていたあの頃のように、
また、
喜びに満ちたランニングライフを過ごせるようになるために、
私に出来ること、
今から一歩ずつ、始めよう。
今始めないと、
きっと手遅れになっちゃう。
例えば、
使っていない家電製品は、コンセントから抜いておく、
お風呂のお湯は一度焚きだけ。
ごはんは土鍋で時間短縮。
(今、水筒と土鍋が売れているアイテムなんだそう。)
小さな事でも積み重ねれば大きな節電につながる。

女性ならではのきめ細かい優しさで
地球を元気にできれば、
必ずまた、青い空、透き通った空気になるから。

今、
できることを見つけて
地球が元気になる
優しい走り方、
そして優しい生き方を目指したいですね。

モトカリ

モトカリ(本仮屋雅美)

  • ●早稲田大学大学院 健康スポーツ専攻
  • ●ランニングカンパニー・オフィス・モトカリ代表
  • ●陸上専門サイト「strongholds」編集長
  • ●ランニングビューティラボ「Acting runners」所長
  • ●フルマラソン自己ベスト:3時間3分57秒

ランニング関連の雑誌・書籍の企画制作をはじめ、42.195kmリレーマラソンなどのランニングイベントのプロデュースを手掛け、ランニングマガジン『クリール』(ベースボール・マガジン社発行)、『ランニング生活』(コスミック出版発行)では、女性を対象とした連載ページを展開しています。
在籍中の早稲田大学大学院では、“走ってキレイになること”を科学レベルで解明しようと、女性の運動習慣と肌の関連について研究中。 自身も走り続けながら、より多くの女性たちへランニングライフを提案しています。
ちなみに女優・本仮屋ユイカの叔母でもあります。

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