ミニー 30代・女性
結論から申し上げますと、レースでハーフを経験していなくても、
フルマラソンは完走できます。
フルを走り切るには、さほど練習出来ていなくても、
レース当日が体調良好で(体脂肪、筋量などが正常値以内)、
食事からエネルギー源をしっかり摂れていて、よっぽどの悪天候でなければ、
かつ完走する熱意にあふれていれば、完走できるはずです。
ただし、完走タイムは期待できず、もしかしたら、体のどこかに支障をきたす
恐れも高いでしょう。
自分の目標タイムで走りたい、どこも故障はしたくない、
という方は、レースまでに少なくとも、まとめて2時間以上は走れる力を
つけておくことが無難です。
反対に、練習で42kmを走るのは、相当の頑張り屋さんでないと厳しく、
大方の人たちは、42kmという距離を未経験のままレースに望んでいます。
まずはベースとして、2時間以上走れる走力をつけることを
目安にしてみてください。フルの前にレースでハーフに出るのは、
試走のためという方もいますが、自分でコースを作って2時間走れたのなら、
それはそれでとても良い練習になるのでハーフに出ることにこだわる必要は
ありません。
私事ですが、3月10日開催の名古屋ウイメンズに向けて走っているのですが
残り1ヶ月を切り、現段階では私も15kmまでしか走れておりません。
そのため、レースまでに少なくとも1回は2時間以上まとめて走る練習をする
予定です。そのときの練習では、フルマラソンを走り切る自分の姿をイメージ
しながらペースを刻むことを決めています。
フルマラソンは、ポジティブなイメージを持つことが
ゴールを近づける最も有効な方法だからですね。
言い換えれば、ゴールするイメージさえ持てていれば、
必ず完走出来るといっても良いかもしれません。
また、5Km程度の練習でフルサブ4を走っている方がいるのは、
その方は、既にベテランであり、フルを1、2ヶ月の間隔で走り続ければ、
フルマラソンのレースそのものが練習の一環になります。
普段の練習で長距離を走る必要がない方なのですね。
42kmを走れる脚は、
一歩一歩、誠実に進み続けた蓄積の賜物。
実り多いゴールを切るためには何よりも蓄積が力になりますので、
2時間まとめて走れることを目標に、
そして、ゴールする自分の姿をリアルにイメージできるように、
一歩ずつ、練習を積み重ねていただければと存じます。