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【 解 説 】 〜ペットボトル持参派多し、マイドリンク派も3割に達する〜 |
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市販のペットボトルを利用する方が46%と最も多い結果となりました。
次に自分で作って持っていくマイドリンク派の方も34%に達しました。
スポーツドリンクも粉末状のものもありますし、エコという観点からも今後更に広がっていくかもしれません。
自販機などで購入の方は17%となりました。
水分補給の失敗談の中でも、
「自転車でのツーリング中に思いつきで向かった道で、用意したボトルのお茶を飲みきってしまい、自販機などで購入して水分の確保を考えていたのですが人家が少なく自販機もほとんどない地域苦労した。やっと見つけた自販機では水分補給になりそうなものは売り切ればかり」(男性・サイクリング)
という回答もありました。しかも年末年始でお店もほとんど休業だったそうです。
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スポーツ飲料が最も多く、水(ミネラルウォーター)、お茶と続く結果となったものの運動後は「ビール」、「(微)炭酸飲料」の比率が高まっています。
今回運動前・中の質問項目では、ビールの選択項目を設定しませんでしたが運動後にはスカッとした、炭酸飲料が欲しくなるようです。
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過半数の方がボトルホルダーやハイドレーションなどを使用しているという結果になりました。
満足度としては「普通」という回答が最も多く約52%、続いて「満足」が約23%、「不満」が約17%と続きます。
改善要望として最も多かったのは「フィット感」で48%を占めました。
長時間のランニング、トレイルランやサイクリングなどで水分補給に必要なものとして使われているものの、きちんとフィットしないと運動パフォーマンスへの影響を気にされる方が多いのではないでしょうか。
個別意見で多かったのは「軽量化」を、「ポケットが大きい/数が多い」、「収納力UP」といった意見が多く見られました。
また、衛生面からボトルやハイドレーションの洗い易さを指摘する意見も多く寄せられました。
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【 解 説 】 〜約2割の人が経験あり〜
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今年の夏は異常な暑さで、運動中でなくても熱中症にかかる人が続出しました。
そのような中、アンケート結果では77%の方が「ない」というデータ、「ある」方の中で約15%が「運動中」でした。
今年は様々なメディアでも連日のように熱中症の話題が取り上げられていたので十分注意をされていた方も多かったと思いますが、室内にいる時など屋外や運動時に比べて意識が回らない時にも注意が必要ですね。
また、夏だけではなく、冬がトップシーズンのマラソン大会でも「初マラソンで、気温が0度だったので汗をかいていないと思い込み、35Kmで給水をせずにラストスパートをかけていたら、38Km位で動かなくなった。40Kmの給水ポイントまでがとてつもなく長く感じた。」(男性・ランニング)といった回答もありました。
熱中症の詳しい症状や対処法など消防庁のウェブサイトに掲載されていますので、万一なってしまったときのためにご参考にしてみてはいかがでしょうか。
(消防庁ウェブサイト 熱中症情報)
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
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【 解 説 】 〜3人に1人は運動後にビール(お酒)を。ぐっとガマンする人も〜
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普段お酒を飲まない人が40%で最も多く、次いで運動後にビール(お酒)を飲む人が36%で続き、「ガマンする」という人が16%でした。
「暑〜い夏、運動後に仲間と飲むビール」、確かにおいしいですよね
(飲む人にとってはですが・・)
ただ、お酒は水分補給ではなく、逆に水分を外に出す作用がありますので、くれぐれもご注意を。別途必ず水分補給をしましょう!
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【 解 説 】 〜給水しない失敗もあれば給水しすぎの失敗もあり〜
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自由記述のこの設問では大きく分けて3つの回答傾向が見られました。
1.給水できなかった、しなかったことにより後半ペースダウン
・「昨年の青梅マラソンで、喉が渇いていたが給水ポイントが混雑してたので我慢したら、後半バテバテになり脱水症状に陥った」
(男性・ランニング)
・「自転車の耐久レースに参加しているとき、給水所がピットエリアになく、コース途中にあったため、立ち寄って補給する時間がもったいないと思ってやめていたが、後悔した」
(男性・サイクル)
・・・
目標タイムや給水所の混雑などのため、少し無理をした結果脱水症状やバテてしまったという回答が多く寄せられました。
「給水したいな」と思ったら、少々のタイムロスは受け入れることが、結果的にストップやリタイヤといった大きなアクシデントを防ぐことになることになるかもしれませんね」
2.飲みすぎでのトラブル
・「真夏の大会で、熱中症にならないようにと毎回給水していたらお腹が水腹になって
トイレに何度も行ったこと」
(女性・ランニング)
・「水やらスポーツドリンクやら、特産品のりんごジュース♪やら飲みすぎて胃がタポタポに。。。(苦笑) 」
(女性・ランニング)
・・・
今度は逆に給水し過ぎで走るのが辛くなった、トイレに困ったという回答も1.とほぼ同数寄せられました。
このあたりは、人によっても異なりますし、大会の給水箇所数でも異なると思いますのでとても難しいと思います。
最低限、給水ポイントについて事前に調べておき、その日のコンディションに合わせて給水することが必要ではないでしょうか。
3.給水所や給水の仕方での失敗
・「オーソドックスですが、気管に入ってゲホゲホ」
(男性・ランニング)
・「スピードを落とさないでつかもうとしたら、失敗してまったく飲めなかった。」
(男性・ランニング)
・・・
どなたも一度は経験がある失敗ではないでしょうか?
紙コップで走りながらの給水は一般的には一度に飲まないよう、「1.コップの口をつぶす 2.口の横から流し込み、一度口内に含む 3、喉に流し込む 」と いった方法がよくとられていますが、慣れない間は潔く止まって給水するのも一手です。(他の給水者とぶつからないよう止まる場所にはご注意を)
その他
・「塩分を取ると言う事を知らないで、水ばかり飲んでいたので・・・筋肉が痙攣して失速し、タイムが無残だった。」
(男性・ランニング)
・「ある真夏の大会で毎年のように給水が追いつかずに足りない事がありました。それから自転車にクーラーボックスを取付けて、4L近くの水を抱えていくようになりました。自転車は重たくなり、上り坂はきついけど水に余裕があり、周りの参加者も助ける事ができました。 」
(男性・サイクル)
・・・
4Lもの水を設置して走行するというハンデ戦のようなレースですが、他の参加者も助けられているという素晴らしい方が。お互い苦しい中でも助け合う、とても良いエピソードをいただきました。
水分補給と言っても水だけでは十分ではないことが分かってきています。
「市民マラソン、ウルトラマラソン、トライアスロンなど数時間〜十数時間に及ぶスポーツでは、塩分の摂取不足や水の過剰摂取によって低ナトリウム血症(血液中のナトリウム濃度の低下)が起こることがあります。(中略)このような長時間の運動では塩分(0.1 〜 0.2%食塩水)を摂取するとともに、水を過剰に摂取しないように注意する必要があります。」(環境省 熱中症環境保健マニュアル より)
ともあるように、特に長時間運動するスポーツでは塩分摂取が重要なポイントのようです。最も手軽な方法としては、スポーツドリンクをうまく利用することではないでしょうか。
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