[2014.10.29]
良き出会いが人生を変える、と言いますが、
良きレースが人生を変える、とも思いませんか?
もちろん、フルマラソンを走る目的としてタイム更新など、
競技として挑戦することも大いに魅力!
それでも、NAHAを走るとなると、
それ以上の+αを期待してgoodだと思います^^
(ちなみに陸連公認コースですから、タイム狙いとしても魅力十分です)
私はNAHAフリークで、初めての年は(たしか)第8回大会に出場したのですが、
その時のレースのことは今でも鮮明に覚えています(22年前!)。
国内の人気大会を50ヶ所以上、
海外レースもボストンNY、香港、ホノルルと、10カ国以上走った経験を
持つ私ですが、「あなたの好きなレースは?」と聞かれたら、一番にNAHAと
答えるほど。
その魅力の一つは、出会いが多い。
コース途中で集中している時はもちろん一人の世界ですが、
ひとたび寂しくなったり、トラブルで立ち止まったりしたら、
沿道の人たちが、まるで親友のように助けにきてくれます。
大げさな言い方をしているようですが、本当です。
42キロもの距離というのに、切れ目なしの沿道の方々の応援は、
まるで当事者のような熱い声援。
うちなんちゅーの、苦しい時こそ笑って“なんくるないさー”
の思いがビンビン伝わってきて彼らの笑顔に包まれているうちに、
走らせてもらっていることへの喜びや生きていることへの感謝の思いとかが、
前に進むたびに素直に湧き上がってくるのです。
私は取材で走ることが多く、
コースの途中で立ち止まって撮影をしたりすると、
沿道の皆さんが数秒とかからず集まってきて、
やれ元気だしなさい、やれ食べなさい、やれアイシング、やれ飲みなさい、
と至れり尽くせり。
普段は絶対話せないような(強面)の人から、
照れくさそうに飴玉を一つ手渡さたれ時は、なんだかグッときました。
那覇マラソンではなく、
NAHAマラソン、と表記されているその理由、
それは、日本人同士はもちろん、海外の仲間との交流の深められる
国際レースを目指した証し。
沿道には、海外の方々の応援も待っています。
海外のランナーも数多く走ります。
ひとたびナンバーカードをつけてウエアに着替えれば、同じ仲間。
様々な垣根を越えて交流をもてる、ましてや、
フルマラソンを走っている最中の思わぬ出会いは、一生の思い出。
今年は記念すべき30回大会。
人気殺到で今年から抽選となった申し込みは、
7月1日の仮予約スタート日で定員オーバー。
30回大会というお祭りモード満点の今年!
12月7日が今から待ち遠しいですね♪
次回は、NAHAの魅力いっぱいのトロピカルコースをナビします♡
ランニング関連の雑誌・書籍の企画制作をはじめ、42.195kmリレーマラソンなどのランニングイベントのプロデュースを手掛け、ランニングマガジン『クリール』(ベースボール・マガジン社発行)、『ランニング生活』(コスミック出版発行)では、女性を対象とした連載ページを展開しています。
在籍中の早稲田大学大学院では、“走ってキレイになること”を科学レベルで解明しようと、女性の運動習慣と肌の関連について研究中。
自身も走り続けながら、より多くの女性たちへランニングライフを提案しています。
ちなみに女優・本仮屋ユイカの叔母でもあります。