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“自然”を味方につけよう


[2014.6.4]

いつも通る道を歩いていたら、
足元にひな鳥が落ちてきました!
プチトマト2つ分ほどの赤ちゃん鳥、
うっかりすると蹴っていたかも。

今、沖縄は、梅雨シーズン。
夕暮れ時に降った強風で、巣から落ちてしまったようなのです。
このままだと、誰かに踏まれるかも、

お腹を空かせた動物に食べられちゃうかも、
どうにか巣に戻したいと、ヤキモチしながら木の上にあるはずの巣
を探していたら、親鳥がどこからかやってきて、
飛び上がったひな鳥を瞬時にキャッチして、
巣に連れ帰ったのでした。

それは、ほんの数分の出来事だったのですが、
親子の深い絆や、強い生命力を感じさせてくれました。

あちこちに生まれたばかりのひな鳥たちが育っている、
そう思うと、梅雨時のジメジメ気分も吹き飛びます。
野鳥の強さしかり、沖縄の生物は生命力が強い。

沖縄特有の植物も、
ちょっとやそっとじゃ枯れません。
燦々と降り注ぐ太陽のおかげでしょうか、
私の天女の畑も、生命が芽吹いています♪
2週間ほど前に蒔いた枝豆の種も、
立派な苗木に育ってきました。

生物が輝くには、美しい環境が大切であることを
こんな生活の中から感じます。

私たち女性が美しく生き続けるにも、美しい環境はとても重要ですね。
中でも、新鮮な酸素は必須です。

生きるために、ではなく、美しく生きるために、酸素が必要なのです。
私たちは、一分、一秒休むことなく、無意識に呼吸をしています。
呼吸によって、空気中の酸素がカラダに取り込まれます。

1分間で16~20回、1日でおよそ3万回近くもの呼吸運動によって、
カラダは酸素を取り込んでいます。どんな人でも呼吸はするものですが、
美しい循環になっているケースと、そうでないケースとを比べると、
酸素の取り込んでいる質や量に、愕然とした差が生まれてしまうのです

美しい自然の中で、深呼吸をすると、心の奥まで癒やされていくのを
感じるでしょう。けれど、この美しい行為でさえ、ある人はたっぷりと
新鮮な酸素を取り込むことができ、ある人は体内で酸素が不足し、
細胞が劣化を始めてしまうのです。

細胞は劣化すると、老化現象を引き起こし、顔はもちろん、肉体も老いていきます。

一般的に老化の原因には、

【1】活性酸素

【2】糖化

【3】自然の摂理からの新陳代謝の衰え

と言われていますが、実はこれらの全てにつながる大きな原因の一つには
「酸欠」なのです。

では、どうしたら、酸欠を引き起こすことなく、
酸素でたっぷりと満たされた、瑞瑞しいい細胞でい続けることができるの
でしょうか。

その答えは、私たちが普段行っている、
ランニングの習慣の違いからも多くの秘密が隠されています。

ランニングの習慣について掘り下げるのはまたにして、
身体を循環させる方法として、まずは「自然を意識する」ようにしたいもの。
では、「自然」は、どこにあって、どのように生まれてくるのでしょう?
生物の進化は人間も含めて、「海」から始まったと言われています。
海水のミネラルの恵みから、何億年も以前から生命をつないできたのですね。

陸の生物への進化した後も、海のミネラルを含んだ土壌から育った野菜や
肉をエネルギー源としてきました。こうして考えてみると、海、そして海から
変化した大地こそが自然そのものであり、人間の人工的な手が加わっていない
そのままの姿こそ、私たちの生命力を高めてくれる「自然の姿」と言えるでしょう。

残念ながら今、環境汚染が深刻です。
さらに、酸性化している加工食品の煩雑。

都会化したアスファトの中では、わずかな自然を見つけることすら難しい
環境の方もいるでしょう。こんな環境の中で自分の身を強くするのに、
オススメなのは、週に1度は自然が感じられる大地や海に赴き、あるいは緑深い公園など、人工的ではない場所で呼吸することです。

そして、加工食品をとらないようにする。
なるべく有機で育てた野菜や肉を選ぶようにしたいですね。
自然の中で大切に育てられた有機食品は、
身体に必要なミネラルがあふれているでしょう。

リビングに自然を感じられるものを置くのも浄化作用が高いと言われていますね。
私も、海の貝殻や砂など、ほんの一握り、
出向いた海のお土産屋さんなどで見つけて、
テーブルの上に置いています。

これだけでも、十分に循環機能に良い影響を与えられるはず。
ぜひ試してみてくださいね^^


モトカリ

モトカリ(本仮屋雅美)

  • ●早稲田大学大学院 健康スポーツ専攻
  • ●ランニングカンパニー・オフィス・モトカリ代表
  • ●陸上専門サイト「strongholds」編集長
  • ●ランニングビューティラボ「Acting runners」所長
  • ●フルマラソン自己ベスト:3時間3分57秒

ランニング関連の雑誌・書籍の企画制作をはじめ、42.195kmリレーマラソンなどのランニングイベントのプロデュースを手掛け、ランニングマガジン『クリール』(ベースボール・マガジン社発行)、『ランニング生活』(コスミック出版発行)では、女性を対象とした連載ページを展開しています。
在籍中の早稲田大学大学院では、“走ってキレイになること”を科学レベルで解明しようと、女性の運動習慣と肌の関連について研究中。 自身も走り続けながら、より多くの女性たちへランニングライフを提案しています。
ちなみに女優・本仮屋ユイカの叔母でもあります。

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