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琉球メダル


[2013.12.05]

沖縄と言えばNAHAマラソン!
ホノルルマラソンと姉妹大会で、
今年29回目まで1回も延期や中止になったことがないとか。

数年前から陸連公認コースにもなり、
ますますランナーに取って魅力あふれる大会になっています。

私事ですが、
走り込みを全くしないで、NAHAに参加しました。
(良い子は真似をしないでください(笑))

様々な事情があって、長い距離を練習できなかったのですが、
こういった状況で大会に参加するのは
今回が初めて。

フルマラソンは距離が長いので、
練習不足はテキメンにレース結果に跳ね返るもの。
練習することができなかったけれど、
なぜかNAHAマラソンなら、
楽しく走り切れるに違いない、
そう思えたのです。

NAHAマラソン。
過去に2回ほど走らせていただきましたが、
大会には
優しさ、
愛があふれてます。

たくさんの笑顔に包まれる感じ。
オフィシャルのサービスと言うより
市民の皆さんのおもてなしが、
42.195キロにうめつくされています。

お腹が空いた、
喉が渇いた、
足が痛い、
心細くなる、

こういった感情が全くわいてこないように、
沿道の皆さんが全力でサポートしてくれているのです( T▽T)

今思い出しても
コースのあちらこちらで
忘れがたい演奏や笑顔が思い出され、
まるで桃源郷の中を走っているような
高揚感に包まれていました。

沖縄と言えば、
歴史的には
とても厳しい時代を乗り越えてきた地ですが、
厳しい状況だからこそ、
笑って乗り切る、
「なんくるないさー」
の精神が息づいているのかもしれません。

フルマラソンは長くてきつい。
けど、
「なんくるないさー」
で、楽しんじゃおう!

というスピリットにあふれ、
その強い思いがランナーを勇気づけてくれているのですね。

モトカリ

モトカリ(本仮屋雅美)

  • ●早稲田大学大学院 健康スポーツ専攻
  • ●ランニングカンパニー・オフィス・モトカリ代表
  • ●陸上専門サイト「strongholds」編集長
  • ●ランニングビューティラボ「Acting runners」所長
  • ●フルマラソン自己ベスト:3時間3分57秒

ランニング関連の雑誌・書籍の企画制作をはじめ、42.195kmリレーマラソンなどのランニングイベントのプロデュースを手掛け、ランニングマガジン『クリール』(ベースボール・マガジン社発行)、『ランニング生活』(コスミック出版発行)では、女性を対象とした連載ページを展開しています。
在籍中の早稲田大学大学院では、“走ってキレイになること”を科学レベルで解明しようと、女性の運動習慣と肌の関連について研究中。 自身も走り続けながら、より多くの女性たちへランニングライフを提案しています。
ちなみに女優・本仮屋ユイカの叔母でもあります。

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