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イメージ通りに走る!(生きる!)


[2013.8.30]

夏もいよいよフィナーレですね。
皆さんはどんな夏の思い出ができましたか?
私はと言うと、
いつもの年よりも人との出会いが多かったです!

そして、子供たちと約束していた予定も、
大方実現させることができました。
唯一、7月の初めに行くはずだった恐竜展には行けませんでしたが…。

振り返ってみると、
思った通りの夏になったような気がします。
反対に、予想を外れて、こんなはずじゃなかった、
という方もいるかもしれません。

でも、実は、心理学的には、
すべて現実は、意識しなくても、むしろ無意識のうちに
イメージしたことを「現実」にしていると言われているのです。

予感があたった、
という言葉がありますが、
これはイメージしたことが意識的にも感じられ、
現実に起こったことを、
事前に感じとっていた、と言うことを表現していますね。

ということは、
夏をイメージした段階、そう夏が始まる前から、
今夏のデザインはすでに決まっていたのですね。

言い換えれば、
夏だけでなく、
自分の人生全てにおいても、
自分の頭でイメージした通りの人生を歩んでいるということになります。

よくRun女子のお悩みでも、
フルマラソンで目標タイムをクリアできません、
という声が寄せられますが、これも、
自分で自分の脳に「目標タイムをクリアできない」
というイメージを植え付けてしまっているから。

どんなに練習をしても、
頭の中で、自分が目標タイムで走った成功のイメージを持てない限り、
現実を動かすことは難しいのです。

では、どうすれば、自分の思い描いた通りのレース(あるいは人生)
にすることができるのか?答えは、簡単!

自分は絶対できる!
そう「確信」することです。
確信できるまでイメージを持てるのは、
過去に成功したことがある事例は、
弱い心の人でも、確信を持てやすいもの。

また、小さい目標の積み重ねでも十分で、
その成功体験を子供の頃からたくさん積んでおくことが
大切と言われています。過去の成功の喜びが、
確信のイメージを持つ、大きな力になるのです。

成功体験をあまり持っていない人でも、
ちゃんと方法はあります。
なりたい自分、歩みたい人生を具体的に紙に書いて、
反芻することで、脳に覚えこませるのですね。

これは、メンタルトレーニングによく使われる方法です。
メンタルトレーニングとは、
定期的にスポーツ競技をやっている方で、
「今日はいけてるわ!」と感じる瞬間があると思いますが、
このいつもよりもいい感じの瞬間を「ゾーンに入る」と表現します。

トップアスリートのマイケル・ジョーダンなども「ゾーン」
という表現を使っていたとか。チームプレーの競技でも、勝ち続けるチームは、

チーム全体がゾーン状態に入っていると言えるでしょう。
このようなゾーン状態をより多く、
より強くさせるための心理的なトレーニングがメンタルトレーニングです。

反対に、
強いストレスがかかると、心拍数が乱れて、良いイメージが持てなくなり、
結果が出せない。というのが失敗パターンですね。

このパターンを打ち破るにも
成功イメージを「確信」できるくらいまで強く持てるようにすること。
自分で自分を信じきれるほどの強いイメージを持つには、
何度も紙に書く必要もあるでしょう。

また、練習をしっかり積み重ねて、弱気な心を払拭させるのも大切でしょう。
練習は、弱気な心を退治するために行っている、という意味合いも大きいのですね。

さらに、確信したイメージを持ち続ける原動力は、
「誰かの役に立っている」
という、奉仕からの気持ちが大きいと言われています。

人間のパワーを引き出すには、
誰かの支えになる、あるいは誰かを守る、誰かに恩返しをしたいなど、
感謝の気持ちが支えになったとき、爆発的なパワーにつながると言われています。

自分の走ってきた足跡が、
大切な誰かのためになっている、そう思えると、
ちょっとくらいしんどくても、走り出さずにはいられなくなる、

そんな気持ちになりますものね♪

これから始まる紅葉の美しいシーズン、
あなたは、どんなイメージで彩ろうと思うのでしょうか。
楽しみですね♪

ちなみに私は、畑作りを始めようと思っています。
沖縄の秋は収穫の秋でもあり、種まきの季節でもあります。
畑作りのイロハはわかりませんが、
私の持つイメージは、元気いっぱいの野菜たちに恵まれて、
その収穫の実りを仲間のみんなに分けて喜んでもらってる感じ(確信!)♪
今から、自分の野菜で作った野菜パーティが楽しみです☆

まだ種も植えてませんけど、(笑)

皆さんも実り多い紅葉シーズンをお楽しみくださいね^^

モトカリ

モトカリ(本仮屋雅美)

  • ●早稲田大学大学院 健康スポーツ専攻
  • ●ランニングカンパニー・オフィス・モトカリ代表
  • ●陸上専門サイト「strongholds」編集長
  • ●ランニングビューティラボ「Acting runners」所長
  • ●フルマラソン自己ベスト:3時間3分57秒

ランニング関連の雑誌・書籍の企画制作をはじめ、42.195kmリレーマラソンなどのランニングイベントのプロデュースを手掛け、ランニングマガジン『クリール』(ベースボール・マガジン社発行)、『ランニング生活』(コスミック出版発行)では、女性を対象とした連載ページを展開しています。
在籍中の早稲田大学大学院では、“走ってキレイになること”を科学レベルで解明しようと、女性の運動習慣と肌の関連について研究中。 自身も走り続けながら、より多くの女性たちへランニングライフを提案しています。
ちなみに女優・本仮屋ユイカの叔母でもあります。

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